2007/11/05

上智大学コミュニティ・カレッジ「千代田学入門」特別公開講義

史学科が運営に協力している千代田区との共催授業、上智大学コミュニティ・カレッジ「千代田学入門」において、下記のとおり特別公開講義が行われます。当日は本学学生・教職員に限り、無料で自由に聴講することができます。ふるってご参加ください。

日時 11月15日(木)18:45~20:15
会場 3-521教室
講演 藤間紋先生(日舞藤間流師範)
   「現代に生きる江戸の芸能
    —踊りと三味線の実演をまじえて—」

講師の藤間先生は、本学史学科の卒業生。当日は、「三味線音楽」と「日本舞踊」の二部構成で行われます。前者では、楽器としての三味線、芸能長唄の平易な解説から、江戸の名所を歌った「吾妻八景」の実演があります。後者では、千代田区に関わりの深い常磐津「将門」・清元「神田祭」・義太夫「櫓のお七」など、舞踊のある芸能をビデオにより解説、実演は長唄「娘道成寺」です。近世史に関心のある方はもちろん、古代や中世の歴史群像が芸能のなかでどのように変化を遂げてゆくかなど、それ以前の時代を専攻する方にも興味深く聴講していただける内容です(なお、これはあくまで予定ですので、当日予告なく変更される場合もあります。ご了承ください)。

第87回大会の開催について

第57回大会を、下記のとおりに開催いたします。万障お繰り合わせのうえご参加ください。

【日時】 11月18日(日) 9:30〜(開場9:00) 
【会場】 7号館12階 受付:第3会議室、休憩室:第5会議室
【部会研究発表】発表時間各30分、質疑応答各10分
○第1部会(日本史):第6会議室
 ・坂内三彦氏(会津若松ザベリオ学園中・高等学校)
  「源重之と陸奥国」
 ・星野重治氏(株式会社日本教育ネットワーク)
  「室町幕府開創期における侍所の権限について」
 ・田中尚太氏(上智大学大学院)
  「戦国期下総における千葉氏の家臣団統制に関する試論」
 ・柴田葉子氏(上智大学大学院)
  「16〜17世紀日本における『サカラメンタ提要』の意義
   —特に婚姻の秘跡の適応について—」
 ・飯田純子氏(上智大学大学院)
  「近世三井越後屋の情報伝達」
 ・中村江里氏(一橋大学大学院)
  「日本陸軍における戦争神経症」
○第2部会(東洋史):第4会議室
 ・平野裕子氏(日本学術振興会特別研究員)
  「ベトナム出土ガラスの研究—新出資料をふまえて—」
 ・苗村卓哉氏(慶應義塾大学大学院)
  「イブン・トゥルーン自伝の史料的性格について」
 ・原瑠美氏(日本女子大学大学院)
  「南宋首都臨安における都市境界区分」
 ・今泉牧子氏(上智大学大学院)
  「宋代の地方社会と県令—挙留を中心に—」
 ・中林広一氏(立教大学大学院)
  「移住・開発と日常食—湖南省永順府を事例として—」
 ・宮古文尋氏(上智大学大学院)
  「日清戦争後の対外関係と変法運動」
○第3部会(西洋史):第2会議室
 ・林実可子氏(上智大学大学院)
  「モザイク装飾における競技場」
 ・丸山了氏(東京大学大学院)
  「ドナティスト教会成立過程におけるイニシアティブ
   —カエキリアニズム運動—」
 ・藤井慈子氏(上智大学史学会会員)
  「ゴルガ・コレクションのローマ・ガラス断片四点について
   —プテオリ・バイアエの都市景観付きフラスコ瓶の新資料紹介—」
 ・尾崎修治氏(文教大学)
  「19世紀末ドイツのカトリシズムと労働者
   —カトリック民衆協会についての考察—」
 ・髙久充氏(上智大学大学院)
  「ピウス二世の旅行」
 ・古田あい(上智大学大学院)
  「ガスパロ・コンタリーニのドージェ像」
【公開講演】15:30〜 14階特別会議室
 高松教区長 溝部脩司教 「ペトロ岐部と187殉教者列福の経緯」
【総会・懇親会】17:30〜 主婦会館プラザエフ地下2階クラルテ